まんまるの出勤前、お店で仕込み中のシェフが突然家にやってきて、
「ねえ、すごくいいのができたから、食べてみてよ。」
と、なにやらカップを取り出して、ちゃちゃちゃ~と
組み立て始めました。
何かと思ってのぞいてみると、
ほう、新作のデザートですか!
チョコレートケーキなの?
「ちがうよ、ほら!」
と、シェフがケーキにナイフを入れると、
おおおおおおおおっ!栗!大きな、丸ごとの栗!
「さあ、食べてみてよ。」
口の中に入れると、チョコレートケーキだと思っていたら、
ふああああ~っと、マロンの風味。そして、チョコの
柔らかい味。
「最初は栗のケーキを作ろうと思ったんだけど、それじゃあ
面白くないから、試行錯誤して、チョコレートケーキと
合わせたんだ。最初に、云々・・・(以下、よく聞いて
なかったので省略。)」
はあああ、秋らしい、しかも、ちょっと心寂しい日に、
柔らかい気持ちになる、優しい味です。で、なんていう
名前にしたの?
ドキドキしながら聞いてみると、シェフは自慢げにいいました。
「
ショコラモンブラン。名前もステキでしょ。」
ほう、確かに。前回の汚名挽回、って感じですね。
一足先にお店に戻ったシェフは、早速デザートメニューを
即席で作ったそうです。それが、↓
・・・・料理はステキなのに。絵心はないんですね。
で、シェフの乱暴なショコラモンブランを見るに見かねた
お店のチーフが急遽作ってくれました。
とても手間隙が掛かるので、沢山はありません。売り切れ御免、
で、ございます。