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毎日が幸せ食堂 ~シェフにナイショでブログ始めました~

フランス珍道中①

パソコンの調子が悪くて、そろそろ買い替えも考えています。
そして、いつ今使っているパソコンが壊れていいように、
データの整理を始めました。

すると、数年前のちょうどこの時期、シェフとまんまるの
フランス旅行の日記を発見。数人の人に当時お見せして、
意外に好評だったのを思い出し、せっかくなので、ここでも
再度公開しましょう!

※1 これは、数年前の思い出ですので、プリムールは今も熱烈営業中ですよん。

※2 まんまる個人の日記ですので、今一つ言葉が汚いかもしれませんが、
どうぞ笑ってお許しくださいませ(汗)。


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フランス旅行初日、かなりグッタリしたシェフを連れてようやく
シャルル・ド・ゴール空港に到着。

フランス珍道中①_c0201282_21414338.jpg



ちなみに、シェフは海外旅行なるもの、全く経験がありません!

そして、フランス語は、まんまるはほぼカタコト。シェフは、料理以外の
フランス語は超入門クラスです!

と、いうわけで、珍道中のはじまりはじまり~。


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パリのシャルル・ド・ゴール空港に着いたのは夜7時過ぎ。

まずは切符を買う。自販機に並ぶ外国人たち。フランス語は
できない人ばかり。戸惑って、ガイドブックを読んで、また
トライして、結局やめる。そんな繰り返しを3組ほど待って
自分の番。


フランス珍道中①_c0201282_21242514.jpg



・・・コインとカードしか使えないの?ここ、外国人が一番
よく使う空港駅なのに。お札が使えない切符販売機なんて、
アリなの?

そして私は4組目の「自販機あきらめ外国人」となった。

仕方なく、人のいる切符売り場へ。国鉄だから、人員削減なんて
しないのだ。だから、自販機よりも人間の窓口が多いのか。

「こんにちは。パリ市内まで2枚」(←かなり、片言だけどフランス語)

無言で値段の表示してある画面を示して、
おつりを投げるようによこすフランス人駅員。

ああ、フランスに着たんだなぁ。と、実感。

都市郊外線RER線は、大きな荷物をもった世界中の
「おのぼりさん」でいっぱいだった。車内は明かりが点いて
おらず、全体薄暗い。アナウンスもないままに、次の駅に
着くと、次々と仕事帰りの地元民が乗り込んできたので、
たちまちギュウギュウ詰めになってしまった。

「愛想のない駅員、暗い車内、自分で開ける電車のドア、
アナウンスのない電車・・・」

あ、シェフが少し遠い目になっている。

 そしてようやく、パリ市外からひとつ外側の駅に到着。
ここに私たちの泊まるホテルがある。

「あ、しまった。パリ市内までしか切符買ってないよ。
どうしよう。ここは、パリ市外じゃん。」

 もちろん、これでは自動改札に阻まれてしまう。そして
ここには「乗り越し清算機」なんてものも、当然、ない。

 ええい、ままよ。(←死語)

 暇そうに立っていた駅員に、超片言のフランス語で話し
かけてみる。

「こんにちは。(←基本)あのう、すみませーん、この切符、
OK?」

 ムロン、OKなわけではないのは知ってる。でもそれを
表現するフランス語を知らないのだ。

 すると、なにやらフランス語で説明し始めた駅員。そりゃ
そうだ。JR高円寺駅でも、外国人が日本語で話しかけて
くりゃ、日本語で答えるであろう。あるいは、英語で聞いても
日本語で答えるであろう。駅員さんは多分、この駅は
パリ市内とは料金が違うんだよ、とか説明しているのであろう。
仕方ない、奥の手を出すか。


  秘技:「何を言ってるのか分からない」笑顔攻撃~



 するとすると駅員さんは、笑顔で「仕方ないね」という
そぶりで手動のドアを開けて通してくれた。す、すみませんね。
世界の田舎者で。



 駅から出ると、そこは本当に郊外だった。すぐに目に付いた
のは、中東系カフェ。中東系雑貨店。そしてその先に日本料理
レストラン。


 「ここは、本当にパリなの?」

 そして、私は右も左も分からないシェフを連れて、迷子になった。

 ・・・言い訳するようだが(言い訳だけど)、郊外なので、ガイド
ブックの地図には載っていないのだ。

 そもそも、地図に載ってないホテルを探すなんて、無理なのだ。
20分ほど歩いたが、ホテルのホの字も見つからない。仕方ない。

 私は意を決して、夜の散歩を楽しむ老夫婦に、またしてもカタコトの
フランス語で「す、すみません」と話しかけてみる。

 すると、上品そうなムッシューがフランス語で返してきた。

 「あなたはフランス語が話せないのですか?」

 「ウィ」と答えようとして、慌てて止める。そうだった!否定文で
聞かれた質問に対しての否定形は、「ノン」だ。

 しかし、私の返事を聞かずして、老人は、私のフランス語のレベルを理解したようだ。

「英語でチャレンジしてみなさい。あなたは何を言いたいのですか」

 ありがとう、英語が得意なおじいさん。かなり近い道を、私たちは
グルグルとホテルの周りの道を大回りしていたことが分かった。ムッシュは、
そこから一番近い行き方を、流暢な英語で教えてくれ、そしてようやく私たちはホテルについた。

 私たちは、7分で着くはずの道を 30分も歩いてしまった。
 
 すでに夜も8時半。しかしパリ的には夜はこれから!こんなところで疲れては
いられない!さあ、シェフ、行こう、パリ市内に!!!

 シェフを連れて、いざ、夕飯!! (つづく)
by manmarunesan | 2010-02-17 21:35 | 旅のおもひで
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とあるビストロの幸せほおばり日記

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